2022/09/12
妊娠期を健康に過ごしたい、妊婦さんたちへ
こんにちは オーラルケアクリニック藤沢です!
今日は、妊婦さんに気をつけていただきたい、歯の健康についてのお話しです。
いま妊娠中の方・これから可能性がある方、またそのご家族の皆さまにも、ぜひ読んでもらいたいです!
妊娠中は、お口の中が不安定に・・・?
当院に来院くださる患者さんの中にも、妊婦さんがいらっしゃいます。
「妊娠してから、歯肉が腫れぼったく感じる」
「みがいているつもりだけれど、歯肉から出血しやすくなった」
など、不安なお声をよく聞きます。
妊娠中に起こりやすい口の中の病気、それは歯周病です。「妊娠性歯肉炎」といいます。
歯周病は、早産・大体重出産の原因になるのでは、と研究も進められています。
『これは女性ホルモンが大きく関わってくるといわれており、特にエストロゲンいう女性ホルモンが、ある種の歯周病原細菌の増殖を促すこと、また、歯肉を形作る細胞がエストロゲンンの標的となることが知られています。 そのほか、プロゲステロンというホルモンは炎症の元であるプロスタグランジンを刺激します。これらのホルモンは妊娠終期には月経時の10〜30 倍になるといわれており、妊娠中期から後期にかけて妊娠性歯肉炎が起こりやすくなるのです。』
NPO法人 日本臨床歯周病学会HPより、抜粋
ちょっぴり怖く聞こえるかもしれません。でも、心配し過ぎないでください。
きちんとブラッシングが出来ていれば起こりにくく、また、なっても軽度で済むのです!
妊娠期のブラッシングアドバイス
体調が優れなかったり、歯みがきをしたくても出来ない期間もあるかもしれません。
そんなとき、
単純なことですが、歯磨き粉を使わないだけでも、歯みがき出来ることもあります。
短かい時間みがけても、しっかりみがけないと心配されている方、
歯ブラシ購入の見直しも、してもらいたいことのひとつです。
市販の歯ブラシには、たくさんの工夫が凝らしてありますが、個人に合ったものとも限らず、私たちは、心配です😢医院にいらっしゃる患者さんの中にも、歯ブラシを変えただけで歯垢が落とせるようになった方も少なくありません。
もし、通院が可能なら、歯科医院を頼るのも大事な判断ですよ🤗どうぞご活用ください!
妊娠期の通院について
これから歯科医院を受診しようと考えている方へ。
以下は、日本大学病院産婦人科の永石先生のお話しです。
参考にしてみてください
妊娠初期・・・胎児の器官形成時期
妊娠中期5ヶ月〜7ヶ月・・・安定期
歯科治療、歯周病の処置をするのは、この時期がいちばん好ましい
妊娠後期・・・外部刺激に子宮が敏感な時期
通院中に、ご自身のブラッシングも、確率させておきたいところですね。
自分に合ったみがき方を、当院でしっかり習得してもらいたいです😄
辛くて通院できないときも、ご自身の管理で乗り切りましょう!
また、全時期を通して、栄養を考えた食事が大事です。
常勤の管理栄養士より、アドバイスさせていただきます!
そして…
わたしたちが心配していることは、出産後は生まれてたお子さんにかける時間が大事なあまり、
歯科通院どころではなくなってしまうこと…😢
しっかり診査をし、必要な処置まで済ませて、育児中の大きな問題を防いでいただきたいです✨
もし継続していらっしゃれるようでしたら、改善の経過を診ながら、生まれてくる赤ちゃんのためにしておくこと、生まれてからすること、などをご紹介しています。
お気軽に、ご相談ください!
📞 0466-54-7265